「マボロシ」は、2018年10月12日(金)より、NHK総合の「NHKドラマ10」枠にて放送スタートする新ドラマ「昭和元禄落語心中」(しょうわげんろくらくごしんじゅう)の主題歌に起用されている「ゆず」の最新曲です。
ドラマ「昭和元禄落語心中」は、若者たちを中心に落語ブームを巻き起こした、雲田はるこの漫画作品「昭和元禄落語心中」を原作としたテレビドラマで、昭和の落語界を舞台に、噺家の素顔と業を描く本格落語作品です。脚本は連続テレビ小説「マッサン」を手がけた羽原大介、演出は映画監督のタナダユキが担当し、主演に岡田将生、その他のキャストには竜星涼、成海璃子、大政絢、山崎育三郎ら人気俳優が起用されています。
「マボロシ」は、北川悠仁が原作を読み込んだ上で作詞・作曲した楽曲で、物語の世界観を踏襲し、
「今までゆずが表題曲の中で表現してきたポップさだったり、前向きさだったりを手放し、新たな自分たちの表現を目指す」ことを念頭に、前向きでポップな印象が広く認知されている近年のゆずのシングル作品には見られなかった、シリアスで幻想的なミディアムバラードとなっています。
ゆずは、2014年に「僕のいた時間」の挿入歌&テーマソングとして「よろこびのうた」「素顔のままで」を提供していますが、ドラマ主題歌としては2013年にリリースしたNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の主題歌「雨のち晴レルヤ」以来、約5年ぶりとなります。
11月16日(金)より配信シングルとしてリリースされ、YouTubeでは「マボロシ」のミュージックビデオが公開されています。MVは映像監督で写真家の島田大介が監督を務め、とある廃墟を舞台に北川悠仁と岩沢厚治それぞれ異なる場所で物語が展開され、モノクロの映像の中“光と影”“陰と陽”が交差するダークで幻想的な世界観が描かれています。
【北川悠仁 コメント】
今回ドラマ主題歌のお話をいただき、初めて原作を読ませていただきました。夜中に読み始めたところ、あっという間に物語の世界観に引き込まれて、全巻読み終わる頃には朝を迎えていました。
すべての登場人物に「生と死」「愛と憎しみ」「美しさと残酷さ」がはらんでいて、“落語”という明るいテーマとは裏腹に、巻きおこる物語の激しさに、読んでいてゾクゾクしました。どのキャラクターも本当に個性的なので、キャストの皆さんがどのように役を演じていくのか、とても楽しみにしています。
「マボロシ」を制作する上で最初に思ったことは、今までゆずが表題曲の中で表現してきたポップさだったり、前向きさだったりを手放し、新たな自分たちの表現を目指すことでした。「昭和元禄落語心中」の物語が持つ闇、その中に潜む美しさを楽曲で追い求めました。
試行錯誤の末、“マボロシ”というテーマが浮かび、このキーワードと物語に背中を押され、今までのゆずにはない、切なく幻想的な楽曲に仕上がりました。また、ゆずの核である歌も、いつも以上に可能性を模索しています。
新たな扉を開かせたくれたこの物語との出会いに、心から感謝しています。
■ドラマ 10『昭和元禄落語心中』公式サイト
https://www.nhk.or.jp/drama10/rakugo/
■ゆず 公式サイト
http://yuzu-official.com/
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【収録曲】
マボロシ